テクニカル分析には、付き物のだまし。だましに会ってばかりだと、トレードに勝つこともできませんし、テクニカル分析自体信用できなくなってしまいます。

投資家を悩ます厄介者のだましですが、トレードに勝つには、だましにうまく対応していく必要があります。ということで、ここでは、テクニカル分析におけるだましを避ける方法とだましへの対策をご紹介します。

テクニカル分析におけるだましとは

だましとは、テクニカル分析において、シグナル通りに値が動かないことを言います。

例えば、移動平均線が、ゴールデンクロスをしているにもかかわらず、上昇しなかったり、デッドクロスをしているにもかかわらず、下落しなかったりという現象を指します。

だましを避ける方法と対策

だましは、非常に厄介なもので、だましに会ってばかりでは、トレードに勝つこともできません。それでは、だましを避ける方法はあるのでしょうか。

だましを完全になくすことはできない

残念ながら、テクニカル分析からだましを完全になくすことはできません。どのようなテクニカル指標を使っていても、だましに会うことはあります。完璧なテクニカル分析はないということですね。

だましを完全に防ぐことができないのであれば、だましとうまく付き合っていくしかありません。

テクニカル指標の特徴を理解する

それぞれのテクニカル指標には、得意、不得意があります。例えば、移動平均線は、トレンド相場は得意ですが、レンジ相場は苦手ですし、RSIやストキャスティクスは、トレンド相場は苦手ですが、レンジ相場は得意です。

移動平均線を例に取って考えてみると、レンジ相場では、長期線と短期戦がお互いに絡み合ってしまって、ゴールデンクロスとデッドクロスは、使い物になりません。レンジ相場で、移動平均線のクロスを売買に使っていては、いつまで経っても勝てないのです。

基本中の基本になりますが、それぞれのテクニカル指標の特徴を理解しておくのは、だましを避けるための前提条件です。それぞれのテクニカル指標の得意分野と苦手分野を頭に入れて、使いこなせるようにしておきましょう。

複数のテクニカル指標を組み合わせることでだましは減らせる

すべてのだましをなくすことはできませんが、だましの数を減らすことはできます。だましの数を減らす方法として、有効なのが、テクニカル指標を組み合わせて使うことです。

複数のテクニカル指標を組み合わせて、複数のシグナルが重なったところで売買を行うようにすれば、だましを減らすことができます。

はっきり言って、テクニカル指標は、複数を組み合わせて使わなければ、だましばかりで使い物になりません。ひとつのテクニカル指標におけるシグナルで勝てるほど、FXは生易しいものではないのです。

テクニカル指標は、必ず複数を組み合わせて使うということを頭に入れておきましょう。

だましに会ったときのリスクヘッジを考えておく

だましを避ける方法とあわせて考えておかなければならないのが、実際にだましに会ったときの対策です。

売買シグナルが出たときでも、それがだましである可能性があるということは、常に、肝に銘じておかなければなりません。

だましへの対策として不可欠なのが、損切りです。売買を行う際には、必ず、あらかじめ損切りラインを決めておきましょう。エントリーした際、同時に、逆指値注文を入れておく癖をつけておくと、無駄に損失を広げることもなくなります。

シグナル通りに値が動かなくても、利益が出ることはありますが、それは、あくまでも結果論。損失のリスクを減らすため、だましに会った際には、潔く損切りをするのが、賢明です。