地政学的リスクとは

地政学的リスクとは、特定地域における地理的条件や政治的な問題、軍事的な問題が、経済に及ぼすリスクのこと。例えば、地震等の自然災害やテロ、紛争等がこれにあたります。

日本人にとって、ピンと来やすい例としては、北朝鮮の軍事的なリスクが挙げられるでしょうか。昨今では、北朝鮮でミサイルが発射されたといったようなニュースを耳にすることも多いですが、北朝鮮の問題も、ひとつのリスクです。

地政学的リスクがリスクオフを招く

マーケットは、地政学的リスクの高まりに敏感に反応します。有事のドル買い有事の円買いという言葉があるように、地政学的リスクが高まると、安全資産とされる米ドルや円が買われやすくなります。一方、新興国通貨や資源国通貨のように、比較的リスクが高いとされる通貨は売られやすくなります。

要は、地政学的リスクが高まると、リスクオフ相場となるのが、一般的な流れです。

株式も売られやすくなりますので、大きな出来事の場合、世界同時株安に陥ることさえあります。ある特定地域におけるリスクが、世界中に影響を及ぼすこともあるのです。そのため、どこかで地政学的リスクが高まった際には、仮に地理的に遠い地域であっても、リスクオフ相場となる可能性があるということは頭に入れておいた方が良いでしょう。

パニック相場に要注意

また、地政学的リスクが高まると、パニック相場になりやすいため、注意が必要です。

ボラティリティが大きくなり、相場が乱高下することが多いことから、下手に手を出すと大怪我をしてしまう危険性もあります。有事の際は、手じまいして、様子見をしておく方が無難です。

地政学的リスクへの対処法

地政学的リスクは、いつどこで起きるか分からないというのが、厄介なところ。今、起きたとしても、何の不思議もありません。予測するのが、極めて難しいのです。

そのように予測が難しいリスクに対処する方法としては、保有中のポジションには、必ず損切り注文を入れておくことが考えられます。基本中の基本ではありますが、ストップロスの徹底は、予測できない地政学的リスクに対する効果的な対処法です。

損切り注文を入れていないと、何かあったときに、大損することにもなりかねません。最悪の場合、一発ロスカットで退場です。将来のことは誰にも分かりませんので、基本に忠実に、ポジションを持ったら、逆指値で損切り注文を入れておきましょう。