人それぞれ、良く使う時間足というものがあると思います。5分足を多用する人もいれば、1時間足を多用する人もいるでしょうし、日足を多用する人もいるでしょう。

基本的には、トレードスタイルによって、使う時間足は異なります。スキャルピングのように、超短期間でのトレードを繰り返すような場合は、5分足や1分足のような短い時間足を使うことが多いですし、デイトレードの場合は、日足や時間足を、スイングトレードの場合は、週足や日足を使うことが多いと思います。

このように、トレードの期間によって、適した時間足は異なるのですが、トレードにおいては、常に、複数の時間足をチェックしておくべきです。

特に、短期的なトレードを行っていると、どうしても短い時間足ばかりに目を向けがちになってしまいますが、これでは良くありません。必ず長い時間足をチェックするようにしましょう。

時間足が違えばトレンドも異なる

なぜ複数の時間足を見るべきなのかというと、時間足が異なれば、相場の状況も異なるからです。

例えば、以下のチャートは、豪ドル/米ドルの1時間足ですが、買い勢力の方が強いように見えます。それでは、同じ部分をより長い時間足で見てみましょう。

1時間足

以下のチャートは、同じく豪ドル/米ドルの日足です。緑の枠で囲んだ部分が、上のチャートの1時間足に該当する部分になりますが、日足レベルで見ると、下降トレンドの一時的な戻りであることが分かります。

日足

仮に、1時間足だけを見て、上昇トレンドだと判断してしまうと、すぐに、長期的な下降トレンドに飲み込まれてしまうことになります。

短期的なトレンドは長期的なトレンドに飲まれる

どのようなスパンでトレードを行うにしても、必ず頭に入れておかなければならないのが、短い時間足のトレンドは、長い時間足のトレンドに飲み込まれるということです。

どんなに勢いの強いトレンドも、同じ方向にばかり進む訳ではありません。値は、常に、上下を繰り返しています。長い時間足では、陽線であっても、より短い時間足で見れば、陽線と陰線が入り混じって、結果的に、長い陽線を作っているはずです。

上昇トレンドには、押し目ができますし、下降トレンドには、戻りができます。トレンド相場でも、調整が入りながら、ひとつの方向に向いて、動いているのです。

ですから、短い時間足では、上昇トレンドに見えても、長い時間足では、下降トレンドの真っただ中にある可能性もありますし、逆の場合もあります。

短い時間足ばかりを見て、トレードをしていると、長期的なトレンドに逆行して、ポジションを持ってしまうことになりかねません。その結果、一時的に含み益は出ることがあっても、決済のタイミングを誤ると、最終的には、損失に変わってしまうことになってしまいます。

長期的なトレンドに逆行しない

トレードの基本は、トレンドに乗ることです。短期的なトレンドは、いつかは、長期的なトレンドに飲まれてしまいますので、より長期的なトレンドに逆らわなければ、損失を被るリスクも減ります。

短期的なトレードをする場合でも、必ず長い時間足をチェックして、常に長期的なトレンドを把握しておくようにしてください。長い時間足で相場の状況を判断して、短い時間足で売買のポイントを見極める。これができるようになれば、トレードの質は高まります。