誰でも簡単に始めることができ、サラリーマンや主婦の方にも人気のFXですが、FXならではのメリットがある一方、気を付けておくべき点もあります。ここでは、始める前にあらかじめ理解しておきたいFXのリスクについて、まとめておきます。

FXのリスク

FXのリスク
  • 為替変動リスク
  • 金利変動リスク
  • 流動性リスク
  • レバレッジによるリスク
  • ロスカットのリスク
  • 電子取引のリスク
  • 信用リスク

為替変動リスク

FXは、為替レートの変動を利用して利益を得ようとする投資ですが、投資家の期待していた通りに為替レートが動かなければ、利益ではなく、損失を被る危険性もあります。

どんなに優秀なトレーダーでも、100%勝つということはあり得ません。一度のトレードで資金すべてを失ったりしないよう、博打的なトレードはしないようにしましょう。相場の分析と同様、資金管理も非常に大事ですよ。

金利変動リスク

FXの利益には、為替差益の他に、スワップポイントというものがあります。スワップポイントは、通貨間の金利差のことで、低金利通貨を売って、高金利通貨を買うことで受け取ることができます。

スワップポイントは、毎日見直されていて、各国の金利が変動すれば、スワップポイントも変動することになります。エントリーした時点では、プラスのスワップポイントであっても、金利の変動によって、マイナスのスワップポイントになることもあり得ます。スワップポイントがマイナスになると、受け取るのではなく、支払う必要が出てきますので、要注意です。

流動性リスク

流動性とは、市場における通貨の取引量のことを言います。

流動性が高いということは、それだけ取引量が多いことを意味しますので、注文も通りやすくなります。逆に、流動性が低いということは、取引量が少なく、注文が通りにくくなってしまいます。つまり、買いたくても買えない、売りたくても売れないということになってしまうのです。

流動性が低いと、想定外の不利なレートで約定してしまったり、ロスカットですら想定通りに約定しないこともあります。

マイナー通貨は、メジャー通貨に比べ、流動性が低いので、注意が必要です。また、メジャー通貨であっても、取引量が少ない時間帯や市場が混乱状態にある場合は、流動性が低くなることがあります。例えば、リーマンショックや東日本大震災の際には、市場が混乱して、瞬間的に為替レートに大きな変動が生じました。このような場合は、多くの投資家が同じ方向に一斉に動くので、買いたくても買えない、売りたくても売れないという状況に陥ってしまいます。

レバレッジによるリスク

FXは、レバレッジをかけることができるのが、大きな特徴です。少ない資金で大きな利益を得ることができるのがメリットなのですが、大きな損失を被る危険性もあるので、注意が必要です。

現在では、最大で25倍のレバレッジをかけることができますが、下手をすると、一度ですべての資金を失うことにもなりかねません。資金管理を徹底して、相場から退場するようなことがないように気を付けましょう。

ロスカットのリスク

FXには、投資家の資金を守る仕組みとして、マージンコールやロスカットという仕組みがあります。投資家の損失を限定させるための仕組みですが、ロスカットにかかってしまうと、大きな損失を被ってしまうことになります。

期待通りの方向に値が動かなかった場合は、適宜損切りをして、損失を最小限に食い止めるよう心がけましょう。

電子取引のリスク

FXでは、インターネット上で取引をすることになりますので、ネット環境にトラブルが発生したり、システム障害が発生した場合には、取引ができなくなってしまいます。更には、パスワード等が漏えいすることも考えられますよね。

投資家側のトラブルも考えられますが、FX会社側にトラブルが発生することもあり得ますので、信頼できるFX会社を使うことが大事です。FX会社のシステムがダウンしてしまった場合に備えて、サブ口座を開設しておくのも良いでしょう。

信用リスク

利用しているFX会社が倒産してしまったら、取引不能に陥ってしまいます。

現在では、信託保全が義務化され、投資家が預けていたお金は、信託銀行に預けられることになっていますので、万が一、FX会社が倒産しても、投資家のお金はしっかりと守られます。しかし、当然のことながら、取引を行うことはできなくなってしまいますので、FX口座開設の際には、信頼できるFX会社を選ぶようにしましょう。