リスクオンとリスクオフとは

FXをやっていると、リスクオンリスクオフという言葉を見聞きすることがあります。リスクオン(リスク選好)というのは、リスクを積極的に取りに行くこと、リスクオフ(リスク回避)というのは、リスクを避けることを言います。

リスクオン相場やリスクオフ相場といった使われ方もしますが、リスクオンの流れが強くなると、投資家は、リスク覚悟でリターン重視の投資を行うようになり、リスクオフの流れが強くなると、高いリターンよりもリスクを抑えた投資を行うようになります。

リスクオンとリスクオフが為替相場に与える影響

リスクオン相場とリスクオフ相場では、それぞれ買われやすい通貨と売られやすい通貨というのがあります。

リスクオンの場合、高いリターンを追求するようになるので、豪ドルやNZドルといった資源国通貨や南アフリカランドやトルコリラといった新興国通貨が買われやすい傾向にあります。一方、安全資産とされる米ドルや円、スイスフランといった通貨は売られやすくなります。

リスクオフの場合は、この逆ですね。リスクを避けるようになるので、米ドル、円、スイスフランといった通貨が強くなり、資源国通貨や新興国通貨は弱くなります。

ちなみに、為替の世界には、「有事のドル買い」という格言があります。戦争や紛争等の有事の際には、安全資産と言われる米ドルを買っておけば安心という意味なのですが、リスクオフ相場においては、まさに、このような状況が生まれやすいです(もちろん、絶対という訳ではありませんが…)。

その時々の相場の状況が、リスクオンなのか、リスクオフなのかを把握しておくと、どのような通貨を買うべきか、売るべきかというのも、見えてくるはずです。

経済指標や株価に注目

相場が、リスクオンの流れになるのか、リスクオフの流れになるのかは、経済指標等によって、左右されることが多いです。重要指標の結果が、ポジティブなものであれば、リスクオンとなりますし、ネガティブであれば、リスクオフとなります。

また、為替相場は株式相場の影響も強く受けます。株価が上がれば、為替相場もリスクオンとなり、株価が下がれば、為替相場もリスクオフとなる傾向にあります。世界同時株安の際には、資源国通貨や新興国通貨が弱くなりやすく、逆に、安全通貨は強くなりやすいですね。

更には、戦争や紛争、自然災害といった地政学的リスクも、為替相場に影響を及ぼしますので、やはり、FXで勝つには、世界中の様々なニュースに敏感になっておく必要があります。