ファンダメンタルズ分析において、経済指標をチェックすることは、基本中の基本ですが、他にも、敏感になっておくべきものがあります。その代表例が、要人の発言です。

世界経済に影響を与える重要人物の発言というのは、ときに、経済指標と同じように相場を動かす要因となります。サプライズ的な発言は、これまでの相場の流れをひっくり返すことさえあるのです。経済指標の発表だけでなく、要人の発言にも気を配っておく必要があるということ。

経済指標については、発表の日時が予定されているので、アンテナも張っておきやすいのですが、いつどこで重要な発言がされるか予測しにくいのが、要人発言の厄介なところ。ただ、重要人物の講演等の予定は、あらかじめチェックできますので、必ず頭に入れておきましょう。

相場を動かす重要人物

それでは、どのような人物の発言に注意しておくべきかというと、各国の大統領や首相、中央銀行関係者や経済閣僚、更には、世界的な金融情勢の安定化を担っているIMF(国際通貨基金)の関係者です。

このような人々の発言は、それぞれの国の経済状況や今後の見通しを表していたり、財政政策や経済政策の方針を示すことがあるので、相場の流れを左右する重要なものとなります。政治家の発言が、政治を左右するのと同じですね。

注目すべき代表的な要人

代表的な要人
  • 中央銀行関係者
  • 経済閣僚
  • IMF関係者

要人の中でも、最も注目しておくべきなのが、各国の中央銀行の総裁。アメリカであれば、FRB(米連邦準備制度理事会)議長、ユーロ圏であれば、ECB(欧州中央銀行)総裁、日本であれば、日本銀行総裁です。中央銀行と言えば、各国の金融政策を担っている重要な機関ですので、為替相場に与えるインパクトも相当なものとなります。

特に、米ドルを動かすFRBやユーロを動かすECBのトップの発言というのは、超重要となります。

経済ニュースは常にチェックしておく

要人発言は、経済指標と同じく、各FX会社の取引ツール等でリアルタイムに確認できます。各社のTwitterアカウントでも、ニュースを配信していますので、常にアンテナを張っておくことが大切です。

経済指標の発表がなくても、要人発言で相場の流れがひっくり返るというのは、決して珍しいことではありませんので、必ずチェックしておきましょう。