FX関連のニュースにおいて、時折目にするVIX指数という言葉。普段の生活の中では、馴染みがない言葉ですので、取っつきにくいかもしれません。しかし、VIX指数は、為替相場にも影響を与えますし、理解しておくことで、トレードにも活かすことができます。

VIX指数とは

VIX指数とは、ボラティリティインデックス(Volatility Index)の略で、シカゴ・オプション取引所がアメリカの主要な株価指数であるS&P500を対象とするオプション取引のボラティリティを基に算出する指数です。

投資家の不安心理を表す指標と言われていて、別名、恐怖指数とも呼ばれます。数値が高いほど、投資家は、先行きに対して不安を感じているとされ、逆に、数値が低いほど、投資家は、先行きに対して楽観的な見方をしているとされています。

なお、金融の世界におけるボラティリティとは、値動きの幅のことを指しています。ボラティリティが高いということは、値動きが荒いことを示していて、ボラティリティが低いということは、値動きが穏やかなことを示しています。例えば、ポンドは、ボラティリティの高い通貨として知られていますし、比較的、値動きが穏やかな円は、ボラティリティの低い通貨と言えます。

VIX指数の目安と見方

VIX指数は、通常、10~20程度で推移しています。この程度の数値であれば、相場は平常だと判断できます。これが、30を超えてくると、かなり高め。投資家は、相場に対して、かなりの不安を抱いています。

ちなみに、VIX指数の過去最高値は、2008年のリーマンショック時です。このとき、VIX指数は、89.5と異常なまでに高い値となっていました。

VIX指数が為替相場に与える影響

VIX指数は、高いほど、投資家が不安を抱いている状態、低いほど、投資家が楽観的な見方をしている状態を表していますので、数値が高ければ、相場はリスクオフの流れへ、数値が低ければ、リスクオンの流れになります。

  • VIX指数高→リスクオフ
  • VIX指数低→リスクオン

株式市場で言えば、VIX指数が高いほど、株は売られやすく、VIX指数が低いほど、株は買われやすくなります。

ということは、為替の世界では、VIX指数が高ければ、円や米ドル、スイスフランといった安全資産とされる通貨が買われやすくなる一方、豪ドルやNZドルと資源国通貨や南アフリカランドやトルコリラといった新興国通貨は売られやすくなります。逆に、VIX指数が低ければ、安全資産通貨は売られやすく、資源国通貨や新興国通貨は、買われやすくなります。

VIX指数は、FXにおいても役に立ちますし、見方も決して難しくありません。リスクオンとリスクオフの相場の動きが分かっていれば、VIX指数をトレードに活かすことができると思います。FX関連のニュースをチェックしていれば、話題に上ることも多いので、気に留めておくと良いですよ。